『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝』『華氏四五一度』

『○○な本2008』がいろんなところで出ていて読書欲を刺激されていますがすぐに忘れそうなので、[読みたい本] - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記のように、読みたい本をメモしていくことにします。

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝

仕事場の本棚に五、六万冊の本があるという「知の巨人」松岡正剛。一人の著者につき一冊だけ選ぶという方針で始めた「千夜千冊」というウェブ連載が大幅加筆修正の末「書物」になった。7巻に編集した全集「千夜千冊」のリストを見て、松岡氏にインタビューするという企画が本になったもの。
「本を読むとは、その本を通して未知の世界や未知の人間と接触したということ。・・・読書は交際なんです。・・・読書はいつ、どのように、どのようなコンディションで読んだかということがリアルタイムにおこった出来事なんです。」「絶対に再読すること。これは絶必。そこに読書の醍醐味がいくらでもひそんでいますね。」「本をノートにする。」「著者の人生はできるだけ知ったほうがいいね。」「(日本の古典五冊に、)ぼくは迷わず『雨月物語』を入れる」「『リア王』『パンセ』『エチカ』が三種の神器」「『カラマーゾフの兄弟』でしょう。ぼくはこの作品を読まないですませている文芸者や宗教者を、とうてい信用する気になれないね。」「読書はリラックスするときも、忙しいときも、悲しいときも、疲れきっているときもすべてがチャンスなんです。」暗号読書法は、「プロトタイプを使って読むという方法・・・二つの対比しあう概念やタイプを並べて論じている本を下敷きにする・・・『千夜千冊』のヘッドラインを参考に」目次読書法は、「目次をアタマに入れる・・・(次に)各章の最初のところとか、その章の流れのなかでちょちょっとキーワードのようなものを追うだけです。」マーキング読書法。要約読書法は、「各章をそれぞれ三ヶ条にまとめるということをする。・・・そもそも読書するとは(中略)要約するということ」図解読書法は、「要約三ヶ条をちょっとしたフローチャートダイヤグラムにする。」「(一番身につまされた本は、)大原富枝の『婉という女』です。」

華氏四五一度

華氏四五一度 (1956年) (最新科学小説全集〈第7〉)

華氏四五一度 (1956年) (最新科学小説全集〈第7〉)

内容(「BOOK」データベースより)
<焚書官モンターグの仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。本は忌むべき禁制品とされていたのだ。人々は耳にはめた超小型ラジオや大画面テレビを通して与えられるものを無条件に受けいれ、本なしで満足に暮らしていた。だが、ふとした拍子に本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わってゆく―SFの抒情詩人が、持てるかぎりの感受性と叡智をこめて現代文明を諷刺した不朽の名作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブラッドベリ,レイ
1920年イリノイ州生まれ。1947年に最初の短篇集『黒いカーニバル』が刊行され、1950年にはブラッドベリの最大傑作といわれる『火星年代記』が、1953年にはディストピア的未来世界を描いた長篇『華氏451度』が刊行された。そのほか、奇想に満ちたイメージ豊かな短篇集を発表しており、幻想作家ブラッドベリの名声と評価を不動のものにした。