自分が生きるこの時代を迷わずゆく決意

ウェブ時代をゆく を購入してから約2週間。実に色々と感じ、そして考えた。今の「頭のなか」を吐き出す意味も兼ねて、時系列でメモ。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

まずは、一回目の読書。メモも取らずに一気読み。なので、その時の印象を逐一挙げることはできないけど、「随分と見晴らしの悪い場所にいて、しかもそこに安住・埋没しつつある自分」を『ぼんやり』とだが意識することはできた。
他に気になったことは

など。

次に少し時間をかけて、Web上の意見を吸い上げてみた。参考にしたのはumedamochioのブックマーク / ウェブ時代をゆく。異なる視点、視野、視座から記された多数の賛否両論。今の自分には到底消化しきれなかったけど、それでも大いに刺激を受けた。特に本文中のキーワードやテーマについての意見をシャワーのように浴びられたのは、本当にすごい体験。初めてインターネットに触れたのは1997年、留学先の高校でのことだったが、以降の10年間のなかで一番色々考えた「あちら側」での時間だった。

そして、週末を利用して改めて読書。一回目にはひっかからなかったキーワードや言い回しが、実感を伴って頭に入ってくる。色んなことに気づく。たとえば、

  • 意外にも、『身近な人の生き方』が、自分にとっての『ロールモデル』の一つだった(父親の「頑固に『好き』に執着」、母親の「決めたら即実行」など)
  • 「やめることを先に決める」 → 優先順位付けって要は「なにをしないか」を決めることだ
  • 本文P.233 「海辺のカフカ」からの引用「なにを残してなにを捨てるかは、あとになってきめればいいんだからさ」→ それが「寄り道」「無駄足」にならないかどうかを、なにかを始める前に決めつけちゃいけない

とか。

で、纏まらなくなってきた考えを、纏めてみることにする。←これが約30分前
ウェブ進化論」、「ウェブ人間論」、そして「ウェブ時代をゆく」と読んでみたけど、読みながら「頷いたり」「考えたり」「共感したり」「反省したり」、と、著者の「書く」というアクションに対する一読者としての自分のリアクションが一番大きかったのがこの本。それだけガツンと響いたし、響いたことのいくつかが染み込んでくるようにも感じた。今年の春先からなんとなく考えたり動いたりしていることを、深く考えるいいヒントにもなったし、方向性も少し見えてきた(=見晴らしが少しよくなってきた?)ようにも感じる。

あ〜、よけい纏まらなくなってきた...←いまここ
なんて思っていたら、スピーカーからMr.Children - one two threeが。歌の最後にアントニオ猪木の有名なフレーズ。「これかも!」と閃いたので、引用して、纏まらない考えを締めてみる。

この道をゆけば どうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ

アントニオ猪木の名言 - はてなダイアリーキーワード

けものみちをゆくには、『迷わずゆく』こと。自分のなかで、勝手に結論。本のなかに散りばめられた梅田望夫さん(id:umedamochio)の思いを受けて自分が感じたことを忘れずに、迷わずゆく決意。どんな道もゆかねば分からぬ、ならば自分が選んだその道を、まずは一歩ずつ踏み出してゆくさ、ということで。

*1:村上龍西村博之 対談も見てみたい。希望の国エクソダスと絡めて。